みなさん、ケルンってご存知でしたか?

ドイツの中では、最も古い都市のひとつとして、ローマ帝国時代に建設された都市で、その名前は英語やフランス語のCologneからも分かるようにオーデコロン(フランス語で「ケルンの香水」)発祥の地でもあるんです。

そして最も有名なケルン大聖堂は、世界遺産にも登録されています。
ケルン大聖堂

日本でいうと杜の都仙台や京都のようなところでしょうか。
そう思っていたら、京都市とは姉妹都市関係にあるんですね。

僕は、個人的にはケルンと言えば、まずキース・ジャレットの「ケルンコンサート
大学時代、友人に勧められて聴いたのがきっかけで、一時キース・ジャレットにハマリましたね。ケルン風なアドリブをよく真似て弾いてました。

そして、日本にも何度が来日している「ケルン放送交響楽団
今回公演してくれる「WDRケルン放送管弦楽団」とは別オーケストラなのですが、同じ放送局のオーケストラで、歴史はケルン放送管弦楽団の方が古いようです。
交響楽団の方は主にクラシック、管弦楽団の方はクラシックもやるが、あらゆるジャンルのオーケストラ音楽をカバーするそうです。
そういう意味では、僕の作品にはビッタリ!

実は、20数年前のヨーロッパ放浪時代、一度ケルンを訪れているんです。
当時、オランダに在住していた指揮者の広上淳一さんのところへ転がり込んでいた僕は、
「おい、ちょっとケルンへ遊びに行こうぜ!」
と唐突に言われ、電車に飛び乗ること2時間あまり、古都ケルンへ到着。
当地で古楽を勉強していた知人の案内でケルン観光をしているんです。

もう四半世紀近く前のことなので、記憶も断片的なんですが、
あの大聖堂のことだけは良く覚えています。
500年の歳月をかけて建設された様相は、それはそれは圧巻で、ここにヨーロッパの歴史と宗教が凝縮している様をまざまざと見せつけられた思いでした。
以後どこの国に行っても聖堂訪問は僕のオキマリとなりました。

現在は、ドイツ最大規模を誇るケルンメッセ(東京ドームの5倍以上!)があり、
アニメやゲームの見本市もあるそうです。
ちょうど、今年の8月から9月にかけてにゲームの見本市があるそうで、
僕がケルンを訪れている頃は、かなり賑わっているそうです。

そして、なな、なんと、僕のコンサートの2週間後に、スクエア・エニックスの作品を中心にしたコンサートが、同じオーケストラの同じホールであるんですって!!
その中には、下村陽子さんが作曲し、僕がオーケストレーションをお手伝いした「KINGDOM HEARTS」も演奏されるらしく、
この時期2週にわたり、日本の現代作品・アニメ・ゲーム音楽が演奏されるなんて、

なんて、ケルンて素晴らしいんでしょう!!!

そんな魅惑の街ケルンへみなさんもどうですか?
ケルン公演ツアー

最後は、ちょっと宣伝。(汗)