2週間弱のヨーロッパの旅も、いよいよ終わりに近づきました。

考えてみれば、こんなに日本を留守にしたのは何年振りでしょう。締め切りに追われる毎日の中、こんなに自分の音楽と付き合える時間は、そうそうないのが現状です。それがこの2週間、じっくりと自分の音楽に向き合える時間が持てたのは、とても貴重であり、今の僕にとって重要な時間だったと思います。

来年、11月には僕のこれまでの集大成ともいえる、オーケストラと室内楽の個展を行います。今、そのコンサートで初演する曲の作曲を進めているのですが、この旅は大きな刺激となりました。そして、自分の音楽を再確認する良い機会でもありました。僕は、純音楽という自分の音楽を書きながら、劇伴やアレンジの仕事をしていますが、それらが今まで、とても良いバランスで出来ていたように思います。でも、たまにセワしい現実から離れて、こういう時間を持たなくちゃいけないなぁと実感しました。

今日は、乗り換えの都合上、ノルウェーの首都オスロに一泊して、明日日本に向けて出発です。この旅日記も、今日で終わりですが、3日以上も日記をつけたのなんて生まれてこの方初めてのことです。ヘタクソな文章を最後まで読んでくださった、善意ある読者の皆さんに感謝しつつ、またいつの日か旅日記でお目にかかれる日を楽しみにしてます!

では、またサイトでお会いしましょう!!